日本銀行が公開している報酬・給与データをもとに日本銀行職員と日本銀行総裁の収入状況を掲載しています。
平成25年度
日本銀行職員の平均年収
730.8万円
日銀総裁の年収
2278.6万円
日本銀行について
日本銀行とは
日本銀行とは日本の中央銀行で日本の通貨である日本銀行券を発行している団体。
通貨を発行するなど日本の根幹を担う組織ですが政府直属の組織ではなく、日本国政府からは独立した存在になっています。
例えば三井住友銀行やみずほ銀行のような、いわゆる通常の銀行とは似て非なる存在で、個人口座を提供したり、個人に金銭を貸しつけるような業務は行っていません。
別名「銀行の銀行」ともいわれ、国や銀行のお金の管理、景気に応じた国内通貨流通量の調整、円の安定を図るための為替介入など日本の経済面を大きく支えている銀行です。
日本銀行で働くには
公的な色合いの強い日本銀行ですが、一般企業と変わらない採用が行われています。
総合職・特定職・一般職の3つに分けられ、全国各地の大学や短期大学から幅広く採用が行われています。
採用実績校は名門大学が中心で、中でも東京大学・早稲田大学・慶応大学の実績が群を抜いています。
【2013年】
1位:東京大学 16人
2位:慶應大学 11人
3位:早稲田大学 8人
4位:一橋大学 5人
5位:東北大学・学習院大学・東京女子大学 4人
8位:京都大学・大阪大学 3人
2014年度 | 120人 (総合職:38人 特定職:45人 一般職:37人) |
文系:72人 理系:11人 |
---|---|---|
2013年度 | 106人 (総合職:34人 特定職:46人 一般職:26人) |
文系:67人 理系:13人 |
2012年度 | 107人 (総合職:38人 特定職:42人 一般職:27人) |
文系:59人 理系:21人 |
2011年度 | 121人 (総合職:38人 特定職:43人 一般職:40人) |
文系:66人 理系:15人 |
2010年度 | 139人 (総合職:42人 特定職:52人 一般職:45人) |
文系:68人 理系:26人 |
2009年度 | 150人 (総合職:43人 特定職:47人 一般職:60人) |
文系:74人 理系:16人 |
日本銀行職員の年収
年 | 人数 | 平均年齢 | 所定内給与 | 賞与 | 年収 |
---|---|---|---|---|---|
平成25年 | 4006人 | 43.0歳 | 612.9万円 | 117.9万円 | 730.8万円 |
平成24年 | 4058人 | 42.6歳 | 609.8万円 | 129.6万円 | 739.4万円 |
平成23年 | 4061人 | 42.4歳 | 608.9万円 | 175.3万円 | 784.2万円 |
平成22年 | 4104人 | 42.1歳 | 608.8万円 | 175.1万円 | 783.9万円 |
平成21年 | 4102人 | 42.0歳 | 610万円 | 194.2万円 | 804.1万円 |
職位 | 人数 | 平均年齢 | 年収 |
---|---|---|---|
参事役級(部長級) | 67人 | 48.5歳 | 1767.1万円 |
企画役級(課長級) | 530人 | 46.5歳 | 1441.2万円 |
非管理職級 | 3024人 | 39.6歳 | 660.3万円 |
日本銀行の職員の年収推移です。
平均年収で800万円あたりを推移しています。
※平成24年からは震災復興のための減額処置によって減額になっています。
上場企業の銀行業の平均年収が650万円程度ですから、若干高い数字に設定されています。
しかし、平均年収が1000万円を超えるメガバンクに限定すると、若干低い水準になります。
職位別でみると、参事役級・企画役級共に1000万円を大きく超える高年収となっています。
日本銀行総裁の年収
年 | 給与 | 賞与 | 年収 |
---|---|---|---|
平成25年 | 1693.4万円 | 585.2万円 | 2278.6万円 |
平成24年 | 1638.8万円 | 861.6万円 | 2500.4万円 |
平成23年 | 2430.2万円 | 1008.4万円 | 3438.6万円 |
平成22年 | 2434.4万円 | 1005.2万円 | 3439.6万円 |
平成21年 | 2440.8万円 | 1051.2万円 | 3492万円 |
日本銀行総裁の年収は例年3500万円程度。
※平成24年からは震災復興のための減額処置によって減額になっています。
総理大臣の年収が4000万円程度ですから、それよりも少し低く妥当な数字と言えるでしょう。