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金融・人材系の知識が強い。
主に週刊誌や芸能ニュースからお笑い芸人のギャラ・収入情報を取得。
お笑い芸人の年収・収入状況を掲載しています。
お笑い芸人の年収
大御所:数億円
中堅:数千万円
若手:0円~数百万円
お笑い芸人とは
お笑い芸人とはテレビや舞台で漫才やコントなどを披露し、観客に笑いを提供する職業。
現在のテレビ界の中心勢力であり、テレビで爆笑をとる姿に憧れを抱く人は多く、若者から絶大な支持を得ています。
お笑い芸人になるには
お笑い芸人になるにはいくつかの方法がありますが、現在のメインルートは芸能事務所などが運営する養成所に通い事務所入りを目指すルートです。
現状、テレビで活躍している「若手」に分類される芸人のほとんどは養成所の出身です。
養成所はほとんどが大手芸能事務所の直属で運営されているため、有望であればすぐにテレビ出演へのバックアップが受けられる仕組みになっています。
かつては芸人輩出力では吉本NSCが圧倒的でしたが、最近では他の養成所からも実力派芸人が輩出されるようになってきました。
※それでもやはりダウンタウンやナインティナインを輩出した吉本のNSCの芸人育成力は別格。
M-1やキングオブコントなど、実力があればスターダムにのし上がる事のできるコンテストも増加したため、以前ほどは養成所や事務所の影響力は少なくなってきています。
代表的な養成校の一覧
・吉本興業NSC
・松竹芸能タレントスクール
・スクールJCA(人力舎)
・ホリプロ笑売塾
・太田プロエンタテインメント学院
・ワタナベコメディスクール
・サンミュージック TOKYO☆笑BIZ
・マセキタレントゼミナール
お笑い芸人の給与体系
お笑い芸人の給与はテレビに一回出演して~円、舞台1回で~円といったように歩合制が基本で、タレントやミュージシャンのような給料制を採用している所はほとんどありません。
※事務所との契約次第。
1回あたりのギャランティはタレントの格や人気、潜在視聴率の高さなどによって総合的に判断されます。
潜在視聴率とは簡単に言うと「その人が持っている視聴率」
出演する番組に対する期待視聴率の数値であり、高ければ高いほど人気・需要があるとされます。
【大御所】
確実に視聴率が稼げる実力者で出演は冠番組がほとんど。
『BIG3』(たけし・さんま・タモリ)をはじめとした大御所芸人のギャランティ一覧です。
番組1本あたりでおおむね100万円から200万円と相当な高額。
週に数本のレギュラー番組と特番、CMなどを含めると年収にして数億円を稼ぎ出しています。
このクラスまで登り詰める事は相当難しく、10年以上前からこの顔ぶれに変動はありません。
NHK | 日テレ | テレ朝 | TBS | フジ | テレ東 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ビートたけし |
100万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
明石家さんま |
70万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
タモリ |
100万円 | 150万円 | 200万円 | |||
志村けん |
80万円 | 160万円 | 200万円 | |||
笑福亭鶴瓶 |
80万円 | 150万円 | 150万円 | |||
ダウンタウン |
松本:50万円 浜田:50万円 |
松本:150万円 浜田:150万円 |
松本:140万円 浜田:180万円 |
松本:160万円 浜田:150万円 |
松本:180万円 浜田:150万円 |
松本:80万円 浜田:80万円 |
ウッチャン ナンチャン |
内村:100万円 | 内村:180万円 | 内村:130万円 | 内村:150万円 | 内村:180万円 | 内村:100万円 |
とんねるず |
石橋貴明:300万円 木梨憲武:200万円 |
【中堅】
テレビでコンスタントに観ることのできる芸人群。
一本あたりのギャランティーは数十万円から100万円程度で、年収にすると数千万円から1億円以上。
単価が大御所芸人よりも低く出演本数が多いため、総年収では大御所を凌ぐほど稼ぎだしている芸人も存在しています。
レギュラー番組を多数抱える有吉弘行さんや加藤浩次さんクラスになると、おそらく年収で3億円は超えているでしょう。
NHK | 日テレ | テレ朝 | TBS | フジ | テレ東 | |
---|---|---|---|---|---|---|
有吉弘行 |
20万円 | 130万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 70万円 |
加藤浩次 |
50万円 | 90万円 | 120万円 | 130万円 | 110万円 | 70万円 |
バナナマン |
設楽:20万円 日村:20万円 |
設楽:70万円 日村:70万円 |
設楽:100万円 日村:90万円 |
設楽:90万円 日村:80万円 |
設楽:100万円 日村:90万円 |
設楽:50万円 日村:50万円 |
タカアンドトシ |
30万円 | 70万円 | 120万円 | 100万円 | 130万円 | 60万円 |
宮迫博之 |
50万円 | 70万円 | 110万円 | 100万円 | 100万円 | 50万円 |
おぎやはぎ |
25万円 | 70万円 | 90万円 | 80万円 | 110万円 | 50万円 |
くりーむしちゅー |
上田:30万円 有田:25万円 |
上田:120万円 有田:110万円 |
上田:150万円 有田:150万円 |
上田:150万円 有田:130万円 |
上田:160万円 有田:140万円 |
上田:70万円 有田:50万円 |
岡村隆史 |
25万円 | 110万円 | 100万円 | 100万円 | 160万円 | 80万円 |
【若手】
吉本芸人の場合だと、1回の舞台で500円。
テレビ局でのギャラは1回7万円~10万円程度。
駆け出しの芸人はほとんどがアルバイトを兼業しながら夢へ向かって努力しています。
※ギャラデータはフラッシュ・週刊ポスト・サイゾー・テレビ番組での本人公表などを参照
各誌の予想数値。参考程度にご覧ください。
最近の傾向
かつては、テレビか劇場、イベント、営業などを中心とした活動をしていましたが、現在では活動の軸をYouTube、SNS系に移行させる芸人が増加しています。
・再生数に応じた収入が確実に入ってくる。
・企画から構成、日程まで自身で全て決めることができる。
YouTubeでの活躍をきっかけにテレビ出演のオファーが来る事も多く、YouTubeをいかに面白く構成するかが芸人としての成功への鍵になってきています。
カジサック
キングコング時代は今ひとつブレイクできませんでしたが、Youtuber「カジサック」としてデビューするやいなや200万人の登録者数を突破し、芸人Youtuberの先駆者として走り続けています。
老若男女に根強い人気があり、10億再生以上のYoutubeを含めた年収は数億円に達しているといわれています。
ジャルジャル
Youtubeにコンスタントにネタ動画をアップした総再生回数はなんと7億回以上。
テレビへの出演は多くないものの、Youtubeで地道に確実にファンを獲得し続けています。
予想されるYoutubeからの収入は年間数千万円。
粗品
もともと第7世代芸人としてブレイクしていましたが、その勢いをそのままYoutubeに持ち込み、あっという間に総再生回数2億回の人気Youtuberに。
再生数から計算するとYoutubeだけからの年収でも数千万円に及ぶと予想されます。
事務所の存在
基本的には同レベルのタレントであれば、所属事務所が違ったとしてもテレビ局からは同額に近いギャラが支払われます。
そこからどのような割合でお笑い芸人に支給されるかは事務所の方針次第で各事務所によって大きな差があります。
「ケチ」で有名な吉本興業の取り分はかなり多く、「吉本9:芸人1」という驚異的な数字がテレビなどでたびたび取り上げられています。
その他の事務所ではおおむね「会社3:芸人7」「会社4:芸人6」程度が平均的。
よしもとはなぜ人気があるのか
なぜ、取り分の少ない吉本興業に多くの芸人志望者が殺到するのでしょうか?
いくつかの理由が考えられますが、一番の理由は事務所力の強さです。
テレビ番組の制作では様々なコネクションを中心として出演者の選定が行われています。
オーディションで出演者を募集するケースもありますが、ほとんどがコネやツテなど関係者からの評判や推薦で決められます。
吉本興業ほどの事務所になると番組全体、出演者全員を吉本系の出演者で固めている番組もあり、テレビ局に対する一定の「吉本枠」が存在しています。
つまり、吉本内での競争を勝ち抜けば確実にテレビ番組に出演する事ができるのです。
※もちろん数多の吉本所属芸人との熾烈な競争を勝ち抜く厳しさはあります。
小規模事務所の場合
一方、弱小事務所の場合だと、そもそもの出演枠が無いためテレビに出演すること自体が難しくなります。
もちろん他の芸人よりも圧倒的に面白ければ可能性は高まりますが、まずは1回出演させてもらえないことには、その面白さを披露する事はできません。
元の事務所から担当マネージャーと一緒に事務所を立ち上げ。
※現在では中規模事務所になっている
さらば青春の光
もともとは松竹芸能所属だったが、独立して事務所を設立。
独立後は鳴かず飛ばずの時期を耐え忍び、近年の年商は「億」を超えたとのこと。
上記の例はあくまでも少ないチャンスを掴めたレアケースです。
キー局のテレビに出演している大手以外の芸人はかなりの少数で、数えるほどしか存在していません。
事務所の特徴
ライバルが多く、競争は熾烈だが実力があれば事務所のバックアップがあり売れやすい。
ライバルは少ないが、番組に出演する事が困難。
メジャーになるには何らかの「きっかけ」が必要になる。
※ネタ番組での活躍やM1出場など
どちらの事務所にもメリット・デメリットは存在していますが、「売れやすさ」を求めて大きな事務所を選択する芸人志望者が多いようです。
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