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金融資産状況(貯蓄0世帯の割合など)

「家計の金融行動に関する世論調査」より各世帯の金融資産データを掲載

2014年10月11日 2020年12月09日

金融資産の平均値と中央値(金融資産無保有世帯を含む)

「家計の金融行動に関する世論調査」より各世帯の金融資産の状況を掲載しています。
※2人以上世帯のデータ。

金融資産額 平均値 金融資産額 中央値
2013年 1101万円 330万円
2012年 1108万円 450万円
2011年 1150万円 420万円
2010年 1169万円 500万円
2009年 1124万円 500万円
2008年 1152万円 430万円
2007年 1259万円 500万円
2006年 1119万円 470万円
2005年 1129万円 458万円
2004年 1052万円 478万円

上記のデータは2004年からの推移状況です。
平均値はそれほど大きな増減はありませんが、中央値ではやや減少傾向なのが見てとれます。
2013年の中央値は2012年より100万円以上減少しています。

※中央値とはデータ全体の真ん中に位置する値。平均値は高額所得者の影響が大きくなるため、中央値の方が「平均」の実態に近い。
①100円 ②110円 ③120円 ④150円 ⑤2000円
平均値は496円、中央値は③の120円。中央値の方が実態に近くなっている。

金額別データ

貯蓄なし 100万円未満 100万円~
200万円未満
200万円~
300万円未満
300万円~
400万円未満
400万円~
500万円未満
2013年 31.0% 4.5% 4.3% 4.0% 4.7% 2.5%
2012年 26.0% 5.0% 4.8% 4.4% 4.4% 2.7%
2011年 28.6% 3.7% 5.0% 3.9% 3.9% 2.8%
2010年 22.3% 5.5% 5.7% 4.3% 4.3% 3.6%
2009年 22.2% 5.6% 5.1% 5.1% 5.1% 3.2%
2008年 22.1% 5.5% 6.1% 5.5% 5.5% 3.7%
2007年 20.6% 5.6% 5.3% 4.6% 4.6% 3.2%
2006年 22.2% 6.0% 5.3% 4.3% 4.3% 3.1%
2005年 23.5% 3.1% 4.4% 3.9% 3.9% 2.3%
2004年 22.1% 4.3% 4.6% 4.5% 4.5% 3.5%

500万円~
700万円未満
700万円~
1000万円未満
1000万円~
1500万円未満
1500万円~
2000万円未満
2000万円~
3000万円未満
3000万円以上
2013年 6.6% 6.6% 8.6% 5.1% 6.2% 9.8%
2012年 7.6% 6.8% 9.5% 4.7% 6.8% 10.1%
2011年 7.0% 6.2% 8.9% 5.8% 7.2% 10.1%
2010年 7.3% 7.1% 9.7% 5.1% 7.0% 10.1%
2009年 7.7% 7.3% 9.1% 5.4% 7.0% 9.9%
2008年 7.5% 6.6% 8.6% 5.7% 7.0% 9.9%
2007年 6.5% 6.9% 9.7% 5.8% 7.2% 11.0%
2006年 7.0% 7.4% 8.7% 5.5% 6.4% 9.2%
2005年 6.3% 6.7% 8.3% 4.3% 6.5% 8.5%
2004年 7.2% 6.5% 8.9% 5.1% 6.2% 8.1%

上記は金額別割合データです。

2013年の金融資産1000万円以上の割合は約30%。
高齢者がほとんどの割合を占めると考えられますが、全体の3分の1は1000万円以上の資産を蓄えている計算になります。

貯蓄0世帯の割合

上記のグラフは貯蓄0世帯の割合推移を表すデータです。

2010年の世帯数は約5200万人。
そのうち1人世帯は約1700万世帯のため、5200万世帯ー1700万世帯=3500万世帯。
※上記データは2人以上世帯を対象にしているため、1人世帯を除外する。
3500万世帯のうち3割が貯蓄0円世帯のため、3500世帯÷3=1166万世帯が貯蓄0世帯という事になります。

2004年から2013年までの間に貯蓄0世帯は大きく増加しており「非常事態」ともいえる状況ですが、金融資産1000万円以上世帯の割合には大きな増減は見られません。
このデータはワーキングプアや非正規雇用などの「社会問題」がもたらした結果とも言え、いかに貧困層が増加し続けているのかがわかるデータとなっています。

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