様々な専門知識を持ったスペシャリストチーム。
金融・人材系の知識が強い。
レースクイーン関連書籍やオーディション情報データを集計し、レースクイーンの年収・収入状況を掲載しています。
レースクイーンの収入
年収:60万円程度
日給:0万円~7万円程度
レースクイーンとは
レースクイーンとはモータースポーツチーム(自動車、オートバイなど)と契約を結んだコンパニオンの事を言います。
基本的には10代~20代の容姿端麗な女性にしかなることのできない特別な職業で、華やかなコスチュームを着てレースを引き立てます。
その姿に憧れる女性は多く、いつの時代も人気職業であり続けています。
レースクイーンになるには
レースクイーンは基本的にはオーディションで決定され、採用されれば1年の契約が結ばれ、1年間はチームと共に活動します。
オーディションは各チーム毎に実施されますが、採用人数や条件、選ばれる女性の傾向はチームによって様々です。
人気チームほど競争率は高くなり、選抜される女性のクオリティも高くなります。
契約面でのフォローやオーディション情報の獲得、レースクイーン以外の仕事獲得のため、トップクラスのレースクイーンはほとんどが何らかの事務所に所属しています。
一般公募は行わずにモデル・芸能事務所にしか募集をかけないチームもあるため、モデル・芸能事務所に所属しておいた方が選択肢は増加します。
逆に事務所に所属していない人を募集しているチームもあります。
オーディションの内容
スタイルを見るためのウォーキング、質疑応答などが行われます。
質問内容は一般常識から、チームや車の知識、飲酒の有無までさまざまな質問があるようです。
向いている人
サーキットの中では、さながら動物園のパンダ状態で常に誰かの視線を浴びている状態です。
常に人目にさらされるため気疲れは一般の仕事の比ではなく、見られ続けても動じない精神的な強さがないと続けることは難しいといいます。
また、レースクイーンには華奢な人が多いため誤解されがちですが、高いハイヒールを履いて立ち続けることは相当に体力を消耗します。
長時間立ち続けながらも笑顔を振りまく事のできる体力も重要な要素のひとつです。
契約期間と活動期間
レースクイーンの契約は単年契約(1年)で行われます。
契約内容は様々ですが、トラブルやアクシデントがあった際にはいつでも契約解除できるようなレーシングチームの意向に添った契約が結ばれます。
業界自体が買い手市場であることもその要因の一つですが、何よりもレースクイーンはレーシングチームの看板ともいえる存在であり、些細な問題でも大きなトラブルに発展してしまう可能性があるため、このような契約が標準となっています。
レースクイーンとしての活動期間については、その人のやる気と能力、人気次第です。
1年の契約期間で辞めてしまう人もいれば、10年以上レースクイーンとして活躍している人もいます。
何年も活躍するには毎年のオーディションを勝ち抜く必要があり、続けられるか否かは全て本人の能力次第。
また、タレントやモデルになるためのステップアップとして活動している人も多いため、ある程度の知名度が獲得できれば、望む方向へと進路変更する人も多いようです。
レースクイーンの格
レースクイーンにも所属するチームやカテゴリによって、「序列」が存在します。
有名チーム、有名企業になるほどステータスやギャラが高くなる傾向にあり、人気があります。
レースの種類
四輪(車)>二輪(バイク)>部品メーカーなど
レースカテゴリ
トップカテゴリのチーム>それ以下~
レースクイーンのトップクラスは4輪のトップチームに集中する傾向にあります。
仕事内容
レースクイーンの仕事はチームのコスチュームを着用して、無機質なサーキットに艶やかな色を加え、レースを盛り上げることです。
メインとなる仕事はマシンやピット内での写真撮影です。
サーキットに立っている以上は常に笑顔を絶やさず、周りに気を配りながら行動する必要があります。
もし、行動や態度に問題があると判断されれば、契約途中でも解雇となる場合もあります。
レースクイーンはチームのシンボルとなる存在ですから、イメージを悪化させる行為に対しては厳しい処分が下されます。
勤務時間
自動車やバイクのレースは予選と決勝の2日制で行われます。
1日目の予選と2日目の決勝ですることはほとんど同様で、朝8時くらいにサーキットに到着して、レースの終了する夕方には仕事は終了します。
収入状況
サーキットを華やかに彩るレースクイーン。
極めて派手な職業であるためか、相当な高収入が得られると思い込んでいる人も少なくないかと思いますが、現実は全く異なります。
意外に思うかもしれませんが、どんなに売れっ子だとしてもレースクイーンの仕事の収入だけで生活できる人は存在していません。
給与は日給制
まず、サラリーマンのようにレースクイーンとして月給制で給料がもらえるチームは存在していません。ほとんどが1回あたり~円と日給制になっています。
1回あたりのギャランティは0円から7万円程度が一般的で、金額はチームの規模や自身の実力次第となります。
0円というのは意外に思えるかもしれませんが、ステータスやネームバリューをつける目的で「タダ」でレースクイーンとして活動している人も相当数存在しています。
そういったケースでは、実績のない新人や容姿で劣るなどいわゆる「人気がない」人が多いようです。
また、現在ではギャラ一桁が当然の状況になっていますが、かつては1回あたり30万円のギャラを支給するチームも存在していました。
ただ、近年の不況の影響で経費削減がすすみ、現在ではレースクイーンのみのギャラだけで生活ができるようなチームは存在していません。
年に数回しかレースは開催されない
レース自体が年に10回程度しか開催されていないため、レースのみでの収入は「開催日数x日給」となります。※開催日数は1回で予選と決勝の2日
レースの他に付随する仕事を含めても稼働するのは月に2回~3回程度。
仮に1日3万円のギャラだとしても多くて年収60万円程度となり、物理的にこれ以上の金額を稼ぐことは不可能なのです。
レースクイーンの副業
上記のように、レースクイーンはそれ一本の仕事では生活はできません。
そのため、ほとんどの人は他に副業を持っています。
レースクイーンとしての契約があるためイメージを汚すような仕事はできませんが、スタイルと美貌を活かしてイベントコンパニオンやモデルとして働く人、コンビニエンスストアでアルバイトをする人、六本木や銀座でホステスをする人など様々です。
共通している事はオーディションの参加やスポンサーからの急な呼び出しに対応できるように、休みの取りやすい仕事を選択することくらいです。
収入的な観点で言えばレースクイーンの仕事が副業になる人がほとんどですが、 例え収入面での苦労が多くても、レースクイーンという職業にステータスを感じ、ただならぬこだわりを持っている人が多いといいます。
撮影会
レースクイーンの代表的な副業に「撮影会」があります。
これはファンの個人撮影に協力する会で、スタジオや街中でファンの希望に応じて撮影を行うものです。
ただ、撮影会は一定数以上のファンが集まらないと開催ができないため、それなりの知名度は必要になります。
ファン1人当たりの参加費は1万円前後で、本人に支給されるのはそのうちの60%程度。
人気があり、参加人数が多いほど収入も増加します。
※事務所との契約や状況次第
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