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地下アイドルとはLIVEやイベントなどを中心に小規模に活動するアイドルの通称です。
AKB48やももいろクローバーZなどテレビでの活動が中心のアイドルとは異なり、「いつでも会える」をキャッチフレーズにライブハウスで小規模活動しているグループがほとんど。
地下アイドルの「地下」が差別につながるということから「ライブアイドル」「インディーズアイドル」「リアル系アイドル」などいくつかの別称が存在します。
アンダーグラウンドでの活動がメインとなるため実際の数字は不明ですが、大都市圏だけでなく地方のご当地アイドルも含めると数千人の地下アイドルが存在しているといわれています。
この記事では各種専門誌、情報誌などがら抽出した地下アイドル(ライブアイドル)の年収・収入状況を掲載しています。
地下アイドルの年収
平均月収:12.7万円
平均年収:152.4万円
地下アイドルになるには
地下アイドルになるには、大きく2つの方法があります。
①事務所に所属する
王道といえるのが地下アイドルを募集している事務所のオーディションを受けること。
合格すれば地下アイドルとして活動することができます。
アイドル募集、地下アイドル募集とインターネットで検索すれば多くのオーディション情報が得られます。
②個人(フリー)で活動する
どこの事務所にも所属せず、個人で活動している地下アイドルも存在します。
ただし、地下アイドルのイベントやライブはイベンターやライブハウスとのネットワークがないとなかなか出演させてもらえません。
個人(フリー)で活動している地下アイドルは、かつて所属していたグループが解散した結果であったり、イベンターとのつながりのある人がほとんどです。
個人の場合はすべて個人で仕事を請け負う必要があり、相当に大変なのが現実です。
物販の作成や販売方法、ファンの取扱いなどの知識がない新人からの個人活動は困難を極めます。
個人で活動する事も可能ですが、まずはどこかの事務所や地下アイドルグループに所属してからというのが一般的です。
地下アイドルの平均年齢
日本全国にアイドルグループが存在しているため明確な統計データは取得できませんが、地下アイドルの平均年齢は20歳前後がボリュームゾーン。
TikTokやインスタグラムなどのSNSでは、常に地下アイドルの情報が発信し続けられており、容易にアイドルの華々しいステージに触れることができます。
そのためか、10代少女のアイドル志望者が増加し続け、現在では地下アイドルの低年齢化が進んでいます。
アイドルには何歳からなれるのか?
小学生のアイドルグループも存在しており、アイドルになる年齢制限は特にありません。
ただし、20歳を超えてからアイドルになるのは難しいのが現実です。
ファンはアイドルに原石的な魅力を求める傾向があり、一定の年齢を超えてしまうと明確に人気は落ちていきます。
地下アイドルの仕事内容
地下アイドルの一番の仕事はステージに立ち、歌やダンスをファンに披露すること。
完成度の高いパフォーマンスを実現させるべく、ボイストレーニングやレッスンを重ねていきます。
その他にもツイッターの更新やインスタの撮影など、ファンのために数時間ごとに発信をし続ける人も少なくありません。
そのような小さな努力の積み重ねが大きな成果へと成長していきます。
ステージ終了後も大事な仕事
ステージ後のファンとのコミュニケーションは大事な仕事の一つで、一人一人に対して感謝の気持ちを伝えたり、感想を聞くなどして交流を図ります。
普通のアイドルならばあり得ないことですが、ステージ後の会話を通じてファンとの絆がより強固になっていくという地下アイドル特有のコミュニケーションが存在しています。
地下アイドル(ライブアイドル)の年収・収入は
地下アイドル(ライブアイドル)の収入は平均月収は12.7万円、平均年収は152.4万円。
心許ない数字となりますが、これが地下アイドルの収入の現実です。
姫乃たま著「職業としての地下アイドル」より参照したデータですが、これだけで生活をしていくのはなかなか厳しく、副業やアルバイトをしながら夢を追い続けている人が多いようです。
地下アイドルとメジャーアイドルの収入格差
地下アイドルが平均年収200万円にも満たないのに対して、AKB48などのメジャーアイドルの場合、年収が1億円を超えることも。
テレビ出演・CMなど収入源の数と金額が桁違いで、圧倒的な知名度の差があります。
デビュー時はメジャーアイドルも薄給ではあるものの、事務所の送迎がついたり住居が提供されていたりと根本的な待遇が異なります。
主な収入源
・1回500円~1000円程度のチェキ撮影
・CD、Tシャツ、タオルなどの物販
・握手券の販売
一般常識から考えればチケット代がメインの収入源となりそうですが、チケット収入はライブハウスの使用料や運営側にまわることがほとんどで、収入源としては物販の割合が一番高くなります。
チケット収入だけでは、十分な収益は得られません。
これは地下アイドルだけの事情ではなく、一般のミュージシャン、アーティスト、演劇・舞台などでも同様の収益構造となっています。
実際の収入は環境次第
平均月収が約12万円という意外にも低い数字になりましたが、実際には環境によってその金額は様々です。
◇事務所に所属しているのか、フリーでの活動なのか?
◇事務所との取り分はどのくらいなのか?
◇事務所の規模やスタッフの数は?
など、アイドル本人にどれだけのリターンがあるのかは周りの環境次第。
月収が100万円を超えるような地下アイドルもいる一方で、中には交通費すらなく、ギャラも支給されていない地下アイドルもいます。
仮に必ずライブ会場を満員にさせられる人気を持っていたとしても、その人数を捌くだけのスタッフが必要となるため、リターン効率が悪く、利益率は高くありません。
大きな事務所に所属しているモーニング娘やAKB48クラスでも新人の頃は月収10万円台があたりまえという状況ですから、そう多くは望めないのが実情といえます。
※各種週刊誌や本人達の書籍より参照。
アイドルの収入が大きく伸びるのはメジャーレーベルと契約して、CDをコンスタントに出せるくらいになってから。
収入・年収に関しては「サラリーマン程度が限界値」というのが地下アイドルの現状です。
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