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セクシー男優の年収・給料システムを徹底取材。
ギャラの金額や設定など、わかりにくい裏世界の実情を紹介します。
男優の階級と収入状況
男優の階級と収入状況、なるための難易度を紹介します。
安定して生活ができる③男優以上の人数はわずか70人程度です。
②印紙男優
③男優
④〇〇〇男優
⑤汁男優
⑥エキストラ
種類 | 1回のギャラ | 月収 | 年収 |
---|---|---|---|
トップ男優 | 5万円から7万円程度 | 200万円以上 | 2000万円~1億円以上 |
印紙男優 | 20万円から80万円程度 | 50万円から150万円程度 | 1000万円以上 |
男優 | 1万5000円から2万円程度 | 40万円から100万円程度 | 500万円~1000万円程度 |
◯◯◯男優 | 1万円から1万5000円程度 | 20万円程度 | 200万円程度 |
汁男優 | 3000円から1万円程度 | 3000円から多くて10万円程度 | |
エキストラ | 3000円から5000円程度 |
トップ男優
女優と接することができる男優は業界で約70人。
そのうちの確実に安定して仕事ができる人が「トップ男優」とされ、業界にたった10人程度しか存在していません。
【収入】
1回のギャラが5万円以上。
かつては加藤鷹さんの7万円やベテラン男優の6万円という数字もありましたが、現在では1回あたりの最高値は5万円となっています。
月収で200万円以上、年収にすると軒並み2000万円を超えてきます。
印紙男優
印紙男優とも呼ばれるランクの男優で、トップ男優には及ばないものの安定して仕事ができる存在。
以前は3万円以上の領収書には収入印紙を貼らなくてはいけなかったため、このような呼ばれ方になったそうです。
【収入】
1回のギャラが3万円以上。
月収で50万円から150万円程度。
年収にすると1000万円を超えてきます。
男優
女優と接することのできる男優では最下層の存在。
このクラス以上であれば安定した生活が可能になります。
【収入】
1回のギャラが1万5000円から2万円程度。
月収で40万円から100万円程度。
年収にすると500万円~1000万円。
◯◯◯男優
◯◯◯男優は接してもらいチャレンジする男優。
【収入】
1回のギャラが1万円から1万5000円程度。
月収で20万円程度。
年収にすると200万円程度。
汁男優
汁男優はふれる事無く視覚だけでチャレンジする男優。
このクラスには能力・信頼度に応じて上・中・下の階級が存在し、男優を目指す場合はこの階級からステップアップしてキャリアを積み上げていきます。
【収入】
1回のギャラが3000円から1万円程度。
中には交通費1000円のみ、ギャラなし、うまい棒1本の事もある。※しみけんさん談
月収で3000円から多くて10万円程度。
エキストラ男優
現場では直接参加すること無く、ただ立っているだけのサラリーマン役、その他大勢の学生などの役割を請け負う役目。
何かをすることはないものの、長時間拘束される事が多く、時給としてはかなりの薄給になります。副業として参加する人がほとんど。
【収入】
1回の参加で3000円から5000円程度
月収で数万円程度。
本人発表や報道で公表されている有名男優の収入データ
加藤鷹さん
1本あたり7並び(7万円? or 7万7777円?)
業界の伝説的存在であり、現役時代は業界最高額の7並びのギャラが支給されていたそうです。※現在では7万円のギャラを得ている男優は存在していません。
当時の愛車はフェラーリ。
しみけんさん
1本あたり5万円+税金で5万5000円。
法人化した自身の会社からは月に150万円の給料が支給され、総額で1800万円の年収があるとのこと。※法人の売上はそれ以上の数字になります。
現場仕事の他に出版や講演会、商品のプロデュースなども手掛けており、稼ぎ出す総額は1億を軽く超える事が予想されます。
2022年現在、業界で最も稼ぐ男優といわれています。
田淵正浩さん
1本あたり6万円。
デビュー時のギャラは1本あたり3万円。
毎年1万円アップしていたが5年目の6万円で頭打ちに。
MAX月収は約60現場をこなした360万円。
沢井亮さん
最高月収は月に200万円から300万円。
「良い時で年収2000万円くらい」とインタビューで回答されています。
森林原人さん
1本あたりのギャラは5万円。
多くの現場をこなした時は月収300万円程度。
平均年収は2000万円を超えるとインタビューで回答されています。
エージェント・手配師の存在
業界には男優の人集めに従事するエージェント・手配師が存在します。
「~の現場に3人のエキストラと男優を集めてほしい」という要望を受け人材を用意する役割なのですが、エージェントを経由した場合はギャラの一定割合が手数料として差し引かれます。
5000円のギャラなら手数料1000円など。
※ギャラに対して20%程度。人による。
メーカーや制作会社から直接仕事を請け負ったほうが報酬金額は高くなりますが、信頼関係がない状態で直接依頼が来ることはありません。
手数料こそ差し引かれますが、手配師のコネクションに乗ることで仕事が増えてステップアップに繋がるメリットがあります。
収入や仕事内容について
報酬は取っ払い
古くからの伝統で業界でのギャラは基本的に現場での取っ払いになります。
階級に違いはなく、どのクラスの男優であろうとも現場で現金が支払われます。
失敗はノーギャラ
見当違いのタイミングで終わってしまうなど、失敗してしまった場合はギャラは支給されません。
仕事を完遂して初めてギャラが支給されるシステムになっています。
複数現場の掛け持ちが必須
業界は慢性的な人手不足状態です。
安定した仕事ができる男優約70人で年間1万本を超える作品に対応しており、需要と供給のバランスが崩壊しています。
トップ男優クラスになると1日に複数の現場を掛け持ちすることで需要に応え、数千万円以上の年収を実現しています。
ギャラは制作会社次第
ギャラの金額は制作会社やメーカーによって様々で、「この経験ならこの程度」と規定された数字は存在しません。
制作側の判断で金額が決定されるため、会社次第でギャラは上下します。
長時間拘束は当たり前
1本の作品の撮影は1日・2日で仕上げるのが通常です。
そのため、撮影時の拘束時間は1日拘束や長時間になる事がほとんどです。
なんらかのトラブルが発生した場合、状況に応じては5時間待ち、10時間待ちになることもあります。
ローンやクレジットカードの審査は通りにくい
収入が2000万円を超えるトップ男優にもなると法人化して税金対策をしている人もいますが、基本的には個人事業主として活動する人がほとんどです。
そのため、社会的信用が低くなる傾向があり、住宅ローンや賃貸住宅、クレジットカードの審査には通りにくくなります。
まとめ
快楽の側面や好奇心から「楽してお金が貰えれば良いな」と考える人も多いかと思いますが、男優になるまでの下積み・薄給、究極の肉体労働である事を加味すると完全に3Kに分類される職業です。
今回、業界関係者に取材をした中で「離職率はどのくらいか?」と尋ねると、「100人いて1年後に数人残っているかいないか」という回答がありました。
男性であれば一度は検討してしまう職業かもしれませんが、実際には想像以上に大変で割の悪い職業といえます。
この職業を目指すなら不退転の覚悟を持ってチャレンジすることをおすすめします。
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