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掲示板やネットニュース、英語圏のウェブサービスを使用した時などに使用されている「1K」や「1M」という数値表現。
なんとなくの意味は推測できるけれども、実際にこのアルファベットがどのような意味を持っているのかを知っている人はそう多くはないかと思います。
K、M、B、Tという数値の略称表記の意味や理由について解説します。
1K、1Mとは
以下の表は略称と数値の対照表です。
便宜上、お金を基準に説明していますが、単純な回数・数値でもこの略称は使用されます。
※YOU TUBEのアクセス数を表記する時など
略称(英語) | 数字 | 日本語 |
K (kilo) | 1,000 | 千 |
M (million) | 1,000,000 | 百万 |
B (billion) | 1,000,000,000 | 十億 |
T (trillion) | 1,000,000,000,000 | 兆 |
「K」とは千を表す単位です。
1K:1000円 ※1x1000
15K:1万5000円 ※15x1000
1K\・\1K:日本円で1000円
1K$・$1K:1000ドル。※日本円で約11万円
「M」とは百万を表す単位です。
1M:100万円 ※1x100万
15M:1500万円 ※1x100万
1M\・\1M:日本円で100万円
1M$・$1M:100万ドル。※日本円で約1.1億円
「B」とは十億を表す単位です。
1B:10億円 ※1x10億
15B:150億円 ※1x10億
1B\・\1B:日本円で10億円
1B$・$1B:10億ドル。※日本円で約1100億円
「T」とは兆を表す単位です。
1T:1兆円 ※1x1兆
15T:15兆円 ※1x10兆
1T\・\1T:日本円で1兆円
1T$・$1T:1兆ドル。※日本円で約110兆円
単位の意味さえ理解しておけば、後は単位に数字を掛け算するだけで数字を算出することができます。
小数点を使用することも
表記する際に小数点を使用することもあります。
その場合はひとつ下の桁を含めた以下のようになります。
1.5M:150万円 ※1x150万
1.5B:15億円 ※1x15億
1.5T:1.5兆円 ※1x1.5兆
ただし、0.5K、0.5Mのような1以下になる使われ方はあまりしません。
カンマで区切るとよくわかる
K、M、B、Tいずれも、数字になおすと3桁のカンマ区切りになっています。
3桁ごとに区切るカンマは日本人には馴染みがありませんが、国際的には3桁区切りが一般的な表記方式になっています。
日常生活の中で10億や1兆という単位が使用されることは少ないため、BやTは滅多に使用される事はありません。
やはり庶民感覚に近いK(千)が一番頻繁に使用されます。
何故かギャンブル系で使用されることが多い
競馬、パチンコ、株、トレードなどの情報誌やブログでは勝った負けたの金額を
今日は1K(1000円)の負けだな。
など、1K(1000円)や13K(1万3000円)などと表現することがあります。
なぜギャンブル業界だけ、その様になったのかは不明ですが、その起源には諸説あります。
◆「1000円」と書くと文字数が多く面倒なため誰かが1K、15Kと書くようになりそれがいつの間にか定着した。
どの説も確定的なものではありませんが、ギャンブルで稼いだあぶく銭をダイレクトに公開するのは色々と問題があったのかもしれません。