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労働基準監督官の年収と給与・ボーナス・退職金・生涯年収

「国家公務員給与等の実態統計調査の結果」より、労働基準監督官の年収・給与状況を掲載

2016年07月17日 2019年09月17日

人事院発表「国家公務員給与等の実態統計調査の結果」(2022年)より、2022年の労働基準監督官の年収・給与状況を掲載しています。

このページを見れば、労働基準監督官の年収・収入データが全て網羅できる様に平均年収・月額給与・賞与(ボーナス)・初任給・退職金・生涯年収・生涯賃金から給与の決め方までありとあらゆるデータを掲載しています。

2022年の平均年収は653万4709円。

サラリーマンの平均年収の約400万円と比べると、労働基準監督官の恵まれた収入状況が数値として表れています。

労働基準監督官とは

労働基準監督官とは、労働者の安心・安全な職場環境実現のために様々な調査・指導を行う厚生労働省の専門職員。

労働基準関係法に基づいてあらゆる職場に立ち入り、法令を遵守させるべく活動する労働の監督者です。

労働基準監督官の平均年収と月額給与・ボーナス

2022年
労働基準監督官

平均年収: 653万4709円

平均年齢:42.7歳
給料(月額):32万3711円
諸手当(月額):8万778円
総支給給与(月額):40万5049円
ボーナス:167万4121円

労働基準監督官の年収はおおむね650万円前後で推移しています。

国家公務員である刑務官は国(人事院)が一括して給与体系を決定しています。

労働基準監督官の平均年収推移データ

月額給与 ボーナス・賞与 年収
2022年40万5049円167万4121円653万4709円
2021年40万7153円168万5219円657万1055円
2020年40万8868円169万4164円660万580円
2019年41万1123円172万3644円665万7120円
2018年41万940円170万5845円663万7125円
2017年41万719円168万7695円661万6323円
2016年41万984円165万4580円658万6388円
2015年40万8996円161万1817円651万9769円
2014年40万8472円157万5224円647万6888円
2013年37万6257円125万9225円577万4309円
2012年37万2906円124万8994円572万3866円
2011年39万7723円148万1400円625万4076円
2010年39万5666円147万3773円622万1765円
2009年39万1770円153万6409円623万7649円
2008年38万7506円165万4110円630万4182円
2007年38万3541円163万7015円623万9507円

労働基準監督官の平均年収はおおむね650万円前後を上下する形で推移しています。
ボーナスも例年160万円前後を推移しており、概ね上場企業の平均と同様の水準といえます。

労働基準監督官の初任給

労働基準監督官の初任給は218880円です。 行政職俸給表(一)1級26号俸
※東京都特別区内に勤務する場合2019年
地域手当の支給されない地域へ採用された場合には182400円。

これらの他に扶養手当や通勤手当、超過勤務手当などが支給されるため、20万円から25万円程度の初任給となります。

扶養手当:扶養親族のある者に支給。子月額10,000円など
住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に月額最高27000円
通勤手当:交通機関を利用している者等に定期券相当額(最高55,00円)
期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス):1年間に俸給等の約4.45月分
※2019年

労働基準監督官のボーナス

年齢 ボーナス
22歳85万2616円
23歳89万5583円
24歳93万8551円
25歳98万1518円
26歳102万6669円
27歳107万4003円
28歳112万1337円
29歳116万8671円
30歳121万8193円
31歳126万9902円
32歳132万1613円
33歳137万3323円
34歳142万703円
35歳146万3755円
36歳150万6805円
37歳154万9856円
38歳158万9238円
39歳162万4949円
40歳166万660円
41歳169万6372円
42歳173万470円
43歳176万2955円
44歳179万5440円
45歳182万7925円
46歳186万2954円
47歳190万528円
48歳193万8102円
49歳197万5675円
50歳200万2501円
51歳201万8577円
52歳203万4653円
53歳205万730円
54歳206万3657円
55歳207万3437円
56歳208万3217円
57歳209万2997円
58歳208万2247円
59歳205万968円

労働基準監督官の年齢別ボーナス推移です。

採用時には約90万円程度のボーナスですが、35歳くらいに150万円を突破し、50歳の頃には年間で200万円を超えてきます。

労働基準監督官の退職金

労働基準監督官の60歳定年時の平均退職金金額は2108万5000円です。
※内閣官房 国家公務員退職手当の支給状況より。60歳定年時データ。

サラリーマンの平均退職金で1880万円(大卒・大学院卒)ですから、世間一般の平均よりも若干高い水準に設定されているのがわかります。

労働基準監督官の生涯年収・生涯賃金

国家公務員の賃金カーブを利用した労働基準監督官の年収推移データをグラフ化して掲載しています。
各年齢別の年収推移、10代・20代・30代・40代・50代までのデータを一覧掲載。

年齢 給与 ボーナス 年収
22歳19万3776円85万2616円317万7933円
23歳20万3541円89万5583円333万8084円
24歳21万3307円93万8551円349万8235円
25歳22万3072円98万1518円365万8386円
26歳23万3334円102万6669円382万6675円
27歳24万4092円107万4003円400万3102円
28歳25万4849円112万1337円417万9529円
29歳26万5607円116万8671円435万5956円
30歳27万6862円121万8193円454万538円
31歳28万8614円126万9902円473万3275円
32歳30万366円132万1613円492万6012円
33歳31万2118円137万3323円511万8750円
34歳32万2886円142万703円529万5350円
35歳33万2671円146万3755円545万5813円
36歳34万2455円150万6805円561万6276円
37歳35万2240円154万9856円577万6738円
38歳36万1190円158万9238円592万3523円
39歳36万9306円162万4949円605万6628円
40歳37万7423円166万660円618万9734円
41歳38万5539円169万6372円632万2840円
42歳39万3288円173万470円644万9933円
43歳40万671円176万2955円657万1014円
44歳40万8054円179万5440円669万2094円
45歳41万5437円182万7925円681万3175円
46歳42万3399円186万2954円694万3740円
47歳43万1938円190万528円708万3788円
48歳44万478円193万8102円722万3835円
49歳44万9017円197万5675円736万3883円
50歳45万5113円200万2501円746万3868円
51歳45万8767円201万8577円752万3788円
52歳46万2421円203万4653円758万3708円
53歳46万6075円205万730円764万3629円
54歳46万9012円206万3657円769万1815円
55歳47万1235円207万3437円772万8267円
56歳47万3458円208万3217円776万4719円
57歳47万5681円209万2997円780万1171円
58歳47万3237円208万2247円776万1105円
59歳46万6129円205万968円764万4520円
生涯賃金:2億2774万1449円

※残業代は支給金額に関する詳細な状況が不明、また残業代が満額支払われることはほとんどないのが現状のため加味していない。
※本来なら(俸給+扶養手当+地域手当)であるが、詳細が取得できないため(給与*月数)で計算している。
※生涯年収は22歳~59歳の年収+退職金。上記定年退職者数を使用。

22歳の大卒時では年収は330万円程度。
30歳後半から40歳で600万円にまで年収が増加します。

その後も公務員らしく順調に収入は伸びていき、50歳で年収750万円近くとなり、定年間際で約800万円の年収となります。

生涯賃金は年収合計2億2774万1449円に退職金の約2000万円を加えた約2億5000万円程度になります。
※このデータには残業代など含まれていない手当てがあります。それらを含めると生涯賃金は2億7000万円に近くになると予想されます。

実質賃金の低下が長く続いています。
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