地方公務員の平均年収と月額給与・ボーナス
地方公務員
平均年収:649万1718円
給料(月額):32万6655円
諸手当(月額):8万6719円
総支給給料(月額):41万3374円
ボーナス:153万1230円
職種 | 年齢 | 月額給与 (給与+手当) |
賞与・ボーナス (期末・勤勉手当) |
平均年収 |
---|---|---|---|---|
全職種 | 41.8歳 | 41万3374円 | 153万1230円 | 649万1718円 |
一般行政職 | 42.1歳 | 40万2948円 | 147万5790円 | 631万1166円 |
技能労務職 | 51.5歳 | 37万3600円 | 148万8462円 | 597万1662円 |
高等学校教育職 | 44.8歳 | 43万4149円 | 172万1686円 | 693万1474円 |
小・中学校教育職 | 41.9歳 | 40万9427円 | 164万532円 | 655万3656円 |
警察職 | 38.6歳 | 46万1882円 | 156万7526円 | 711万110円 |
消防職 | 38.3歳 | 40万344円 | 144万5952円 | 625万80円 |
学校給食員 | 50.6歳 | 35万547円 | 146万1円 | 566万6565円 |
電話交換手 | 歳 | 0円 | 0円 | 0円 |
地方公務員の年収はおおむね 600万円から700万円程度です。
市役所職員など多くの人が知る一般的な公務員である一般行政職の平均年収は650万円前後で推移しています。
国家公務員であれば、国(人事院)が一括して給与体系を決定していますが、地方公務員の場合は採用元である各都道府県、市区町村が決定します。
都道府県・市区町村、地域の事情を総合的に加味したうえで、給与体系が採用されます。
都道府県別、市区町村別の地方公務員の詳細な年収データは以下のリンクから。
それぞれの給与支給状況が確認できます。
地方公務員の平均年収推移データ
年 | 月額給与 | ボーナス・賞与 | 年収 |
---|---|---|---|
2021年 | 41万3374円 | 153万1230円 | 649万1718円 |
2020年 | 41万2070円 | 159万1947円 | 653万6787円 |
2019年 | 41万8434円 | 161万5892円 | 663万7100円 |
2018年 | 41万5549円 | 160万1595円 | 658万8183円 |
2017年 | 41万6011円 | 158万6917円 | 657万9049円 |
2016年 | 41万9251円 | 155万6652円 | 658万7664円 |
2015年 | 42万1050円 | 152万4928円 | 657万7528円 |
2014年 | 41万9841円 | 149万1014円 | 652万9106円 |
2013年 | 42万33円 | 129万7467円 | 633万7863円 |
2012年 | 42万1630円 | 130万4954円 | 636万4514円 |
2011年 | 42万8745円 | 145万9612円 | 660万4552円 |
2010年 | 42万7227円 | 146万5659円 | 659万2383円 |
2009年 | 43万2301円 | 155万5084円 | 674万2696円 |
2008年 | 43万6608円 | 170万9285円 | 694万8581円 |
2007年 | 44万1718円 | 172万5561円 | 702万6177円 |
地方公務員の平均年収はおおむね600万円台後半を上下する形で推移しています。
国家公務員も近い数字で推移しており、国家も地方も公務員に関してはさほど大きな違いはありません。
※もともと同じ統計を給与決定の参考としているため、近い収入になるのは当然といえる。
地方公務員の年収・給与・月収はどのように決まるのか?
地方公務員の給与・定員などは地方公務員法を基本として各地方自治体の条例によって定められています。
つまり、基本的には各地方自治体が独自にその数値を定めることができます。
※国からの地方交付税交付金などの状況によって国の意向が関与するシステムになっているため、完全に独自には決められない。
基本的には裕福な自治体ほど給与が高く、そうでない自治体は給与は低くなります。
国家公務員の平均年収はこちらから。
地方公務員の初任給
地方公務員の初任給は各都道府県、市区町村によって様々です。
代表的な数値を紹介します。
※2018年取得
東京都
1類A | 大学院修士課程修了 | 239500円 |
1類B | 大学新卒者 | 219200円 |
2類 | 短大新卒者 | 187300円 |
3類 | 高校新卒者 | 173500円 |
大阪府
行政職 | 大卒初任給 | 200688円 |
愛知県
大学卒 | 一般行政職 | 約206300円 |
大学卒 | 研究職 | 約224600円 |
短大卒 | 一般行政職 | 約180600円 |
高校卒 | 一般行政職 | 約168100円 |
北海道
A区分(大学新卒) | 184576円 |
B区分(高校新卒) | 151513円 |
地域手当(物価などの水準に応じて支給される手当て)の影響で東京や大阪など経済水準が高い地域ほど、初任給が高くなる傾向にあります。
ただ、新卒時の初任給ではそれほど大きな差はありません。
地方公務員のボーナス
2021年の都道府県の平均ボーナス・賞与は
種別 | ボーナス・賞与 |
---|---|
地方公務員 都道府県平均賞与 |
160万6834円 |
地方公務員 都道府県最高賞与 |
181万3600円 |
地方公務員 都道府県最低賞与 |
137万4900円 |
2021年の全国の市区町村の平均ボーナス・賞与は
種別 | ボーナス・賞与額 |
---|---|
地方公務員 市町村別平均賞与 |
148万8915円 |
地方公務員 市町村別最高賞与 |
185万3300円 |
地方公務員 市町村別最低賞与 |
0円 |
都道府県・市区町村共にボーナスは4ヶ月以上が支給され、平均で150万円程度。
財政破綻した市区町村などではボーナスが0円になることもあります。
詳細は以下のランキングからご覧ください。
地方公務員の退職金
都道府県別の一般行政職の退職金一覧です。
※60歳定年時データ。
2023年 | 北海道 | 2027.6万円 |
2023年 | 青森県 | 2193.3万円 |
2023年 | 岩手県 | 2254.2万円 |
2023年 | 宮城県 | 2242.6万円 |
2023年 | 秋田県 | 2180.4万円 |
2023年 | 山形県 | 2259.3万円 |
2023年 | 福島県 | 2088.5万円 |
2023年 | 茨城県 | 2253.3万円 |
2023年 | 栃木県 | 2272.3万円 |
2023年 | 群馬県 | 2238.4万円 |
2023年 | 埼玉県 | 2186.8万円 |
2023年 | 千葉県 | 2150.5万円 |
2023年 | 東京都 | 2273.1万円 |
2023年 | 神奈川県 | 2225万円 |
2023年 | 新潟県 | 2196.6万円 |
2023年 | 富山県 | 2048万円 |
2023年 | 石川県 | 2047.5万円 |
2023年 | 福井県 | 2080.1万円 |
2023年 | 山梨県 | 2264万円 |
2023年 | 長野県 | 2229.5万円 |
2023年 | 岐阜県 | 2190.3万円 |
2023年 | 静岡県 | 2307.1万円 |
2023年 | 愛知県 | 2291.6万円 |
2023年 | 三重県 | 2224.1万円 |
2023年 | 滋賀県 | 2275万円 |
2023年 | 京都府 | 2260.5万円 |
2023年 | 大阪府 | 2204.6万円 |
2023年 | 兵庫県 | 2089.5万円 |
2023年 | 奈良県 | 2105.3万円 |
2023年 | 和歌山県 | 2138.2万円 |
2023年 | 鳥取県 | 2115.2万円 |
2023年 | 島根県 | 2141.4万円 |
2023年 | 岡山県 | 2199.7万円 |
2023年 | 広島県 | 2114.1万円 |
2023年 | 山口県 | 2168.4万円 |
2023年 | 徳島県 | 2147.3万円 |
2023年 | 香川県 | 2116.2万円 |
2023年 | 愛媛県 | 2142.3万円 |
2023年 | 高知県 | 2080.2万円 |
2023年 | 福岡県 | 2242.2万円 |
2023年 | 佐賀県 | 2188.3万円 |
2023年 | 長崎県 | 2070.6万円 |
2023年 | 熊本県 | 2197.8万円 |
2023年 | 大分県 | 2234.7万円 |
2023年 | 宮崎県 | 2145.3万円 |
2023年 | 鹿児島県 | 2143.8万円 |
2023年 | 沖縄県 | 2193.6万円 |
退職金に関してはおおむね2200万円から2400万円程度で、各都道府県共にそれほど大きな差は存在していません。
サラリーマンの平均退職金で1880万円(大卒・大学院卒)ですから、世間一般の平均よりも若干高い水準に設定されているのがわかります。
地方公務員の生涯年収・生涯賃金
地方公務員(一般行政職)の年収推移データをグラフ化して掲載しています。
各年齢別の年収推移、10代・20代・30代・40代・50代までのデータを一覧掲載。
年齢 | 給与 | ボーナス | 年収 |
---|---|---|---|
18歳・19歳 | 17万6079円 | 74万6574円 | 285万9522円 |
20歳・21歳・22歳・23歳 | 22万1190円 | 93万7845円 | 305万0793円 |
24歳・25歳・26歳・27歳 | 26万2718円 | 111万3924円 | 426万6540円 |
28歳・29歳・30歳・31歳 | 30万57円 | 127万2241円 | 487万2925円 |
32歳・33歳・34歳・35歳 | 33万9818円 | 144万0828円 | 551万8644円 |
36歳・37歳・38歳・39歳 | 38万2731円 | 162万2779円 | 621万5551円 |
40歳・41歳・42歳・43歳 | 42万3969円 | 179万7628円 | 688万5256円 |
44歳・45歳・46歳・47歳 | 45万5078円 | 192万9530円 | 739万0466円 |
48歳・49歳・50歳・51歳 | 47万8416円 | 202万8483円 | 776万9475円 |
52歳・53歳・54歳・55歳 | 49万3761円 | 209万3546円 | 801万8678円 |
56歳・57歳・58歳・59歳 | 50万5625円 | 214万3850円 | 821万1350円 |
地方公務員の生涯年収(男性):2億7791万7756円 |
※残業代は支給金額に関する詳細な状況が不明、また残業代が満額支払われることはほとんどないのが現状のため加味していない。
※ボーナスは4.24月で計算。本来なら(俸給+扶養手当+地域手当)であるが、詳細が取得できないため(給与*月数)で計算している。
※生涯年収は22歳~59歳の年収+退職金(2300万円で計算)。上記定年退職者数を使用。
地方公務員の年収推移の特徴として、緩やかに定年まで給与が伸び続けているのがわかります。
国家公務員の場合、出世に優遇処置のある区分「キャリア」であれば40代で年収1000万円を超える事も珍しくありませんが、地方公務員の場合はその様な特別なシステムは存在しないため、年収で1000万円を超えるのは役職者で50代以降になるのが通常です。