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35歳転職限界説は本当なのか?

2016年08月09日

|更新:2016年10月15日

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就職・転職

転職する際には必ずと言っていいほど耳にする35歳定年限界説。
それなりの年齢で転職活動をする際には気になって仕方がないこのワードですが、果たして本当なのか?という疑問を解消すべく、実際の転職経験者にインタビューを実行。
導き出された結論は当然とも言えるような結果に。

実際の35歳で転職活動とはどのようなものなのでしょうか?
実際に転職エージェントを活用して転職活動を経験した人に聞いてきました。
※対象者は35歳。特に売れるスキルは無いが標準的な人。

 
 

インタビュー

ー実際に転職エージェントを使用してみて

様々な転職エージェントに登録をしてみたものの、共通しているのはスキルのない35歳に恵まれた仕事は紹介してもらえないということ。

ーどういうことですか?

私のような一般的な人間で35歳というのは転職エージェントからすると企業に「売れない」人材なのでしょう。
適当に冴えない仕事を紹介して終わりにさせられる感じでした。

ー冴えない仕事とはなんですか?

太陽光の営業や住宅の飛び込み系の営業、その他では肉体労働系の仕事を紹介されました。
結局そういうところは歩合制であったり、ブラックな側面があるのでこちらからお断りしました。

ーちょっとひどいですね。

うーん、そうですね。
担当の方は丁寧に対応してくれますし、愛想も良かったです。
ただ、実際問題、私に紹介できるような仕事は無いので担当者もどうしようもないような感じでしたね。人手不足とか言っていますけど、35歳ともなればそれは関係ないですね。
20代とか若い人だけの話ではないでしょうか?

ー同時期に友人も転職活動をしていたとか?

同時期に転職活動をしていた金融系で働いていた同級生の友人も同じエージェントに入っていたのですが、話を聞いてみるとまるで対応が違いました。
金融系のそれなりに大きな会社をバンバン紹介してもらう感じで。
ただ、いくつかの企業を受けたものの全て不採用となったみたいです。

ー紹介はしてくれるのに落ちるのですか?

落ちていましたね。
企業側のスタンスとしては、経歴を見て悪くないならとりあえず面接をしてみてって感じみたいです。それなりの企業になると、面接はするもののなかなか採用しないというのが実情みたいですね。中には経歴を見てスカウトが来たのに不採用になることもあったそうです。

それからエージェントは一人を紹介・採用となったら年収の20%とかそういう契約になっているみたいで、とにかく面接まで行かせたいみたいですね。
一人500万円の年収としても100万円以上ですから、僕達のことを車か何かに見えているのかもしれませんね(笑)

ー35歳の転職活動を経験してみていかがでしたか?

まあ、地獄でしたね。
結局、最終的にはハローワーク関連で仕事は見つかりましたが、再就職までに1年かかりました。
世間の会社はかなり慎重に採用を行っている気がしました。
どこの会社も職歴をかなり突っ込んできますし、中には転職歴が2回以上だと余程でないと採用しないと宣言されることもありました。

聞いた時は腹が立ちましたけど、冷静になってみれば仕方がないのかなと思います。
かつて働いていたところでは私が採用を担当していたこともあるのですが、転職歴が多い人や1社でも労働期間が短い人はたとえ面接で良い印象だったとしてもリスクの面から不採用にしていましたから。

ーそれはなぜですか?

統計データ上の問題です。
やっぱり、職を転々としている人は経験上、言い方は悪いですけど駄目人間というか、仕事自体、続かない人が多かったです。
たとえ印象が今ひとつでも、1社で長く勤務している人は転職しても長く働いてくれるケースが多かったです。
やっぱり、企業としてはどんなに印象がよくてもすぐに辞められては人的資産になりませんし、採用コストが延々とかかりますからね。

ー35歳転職限界説については?

もう、100%本当だと思います。
ただ、完全に駄目というわけではなくて、前にいた会社よりは上の会社に転職することは難しいように思えます。転職自体は可能だと思います。

もちろん、能力の高い人はこの限りではないと思いますけど、世間一般のサラリーマンであれば良くて現状維持でしょうね。

転職サイトに書いてある「年収800万円以上の転職」みたいなフレーズに騙されちゃ駄目です。あれはもともと年収800万円の人が800万円の会社に転職するだけで、年収400万円の人が800万円の所に転職できるわけではないです(笑)

転職雑誌とかウェブサイトで転職エージェントが「35歳以上でも転職は可能だ。かつてはそうであったかもしれないが、過去のものとなりつつある。」みたいなことを発言しているのをたまに見かけますが、あれは全部嘘です。

彼らは転職市場に人が出てこないと仕事にならないのでそういう発言をしているだけで、ほとんどの人に良い未来が来ないことをしっかりと理解してるはずですよ。
騙されないようにしましょう(笑)

35歳以上で「ちゃんと」転職できる人というのは割合にするとかなりの少数だと思います。
一流大学を出て一線級の企業で腕を磨いてきたビジネスマン以外は現在と同じかそれ以下の未来しか待っていません。

「そういう考え方だからダメなんだよ」
とか突っ込まれそうですが、本当のことです。

ー何か30代後半の転職希望者にメッセージがあれば

何処の会社に行っても不満点はあると思います。
良い会社を探すのではなく、働ける会社で良い部分を探した方がうまくいくような気がします。35歳以上の転職は想像以上に厳しいです。

まとめ

35歳転職限界説は本当。
ただし、人手不足の影響で緩和されつつはあるものの結局は転職者の能力次第。

35歳であろうとなかろうと、能力の有る人材は常に企業から求められています。
もちろん、年令を重ねるごとに求められるハードルは高くなっていきますが、たとえ50歳であったとしても企業が欲しがる能力を持ってさえいれば転職先に困ることは無いでしょう。

2016年現在では労働者人口の減少の影響もあり、採用条件はかなり緩和されつつあるようですが、やはり30歳後半での転職は様々なリスクが少なくないことを理解しておく必要があるでしょう。

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